田中慎樹メモ

ネット広告、ビジネスモデル、ベンチャー、経営、日常について

よく遊んだ原っぱ -  #地元発見伝

「記憶に残る風景」 #地元発見伝 の企画に乗って。自分が育ったところの近くにある原っぱ。
https://www.google.com/maps/preview?q=33.7129%2C130.97367
行橋市, 福岡県
左に見上げるのは給水塔。周囲にいくつか社宅があり、近所の子や社宅の子たちとここで集まって遊んでた。給水塔に登りたかったが手がかりがなくどうしても登れなかったことを思い出した。この地に10年以上足を向けてないが、その機会があれば隙を見て登りたい。怒られますね、はい。


https://www.google.com/maps/preview?q=33.7129%2C130.97367
行橋市, 福岡県
真ん中のこのレンガは井戸。当時、周囲はこんなに明るくなく鬱蒼とした林に囲まれていて、大人の目も少なくて子供心には快適だったけど、今その様子を再現したら貞子が出てもおかしくない雰囲気ですね。アオダイショウを時々見かけました。


キャンペーン内容

地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝
http://partner.hatena.ne.jp/jimoto/

配信型のネイティブ広告、『「分散型 BuzzFeed」構想の衝撃』について

“バイラル”の次にくるもの/「分散型 BuzzFeed」構想の衝撃 | 藤村厚夫 Media Disruptionを読んで。

筆者(藤村)の発想は、編集コンテンツと同じく、広告もまた分散型(配信型)へと行きつきます。それも、ネイティブな、広告としてです。
すなわち、人気プラットフォームへコンテンツとともに、コンテンツの文脈を活かせる広告クリエイティブも配信することが、ひとつの解として浮上すると考えるのです。配信型のネイティブ広告には、そのような可能性があります。
2000年代にはすでに成熟化を遂げていたデジタルメディアのビジネスモデルが、いま動きだそうとしているのです。

藤村さんがスマートニュースで取り組むことにしたネイティブ広告ネットワークに賭ける思いを、このエントリーで改めて噛みしめました。
(お目にかかったことはないんですが、数年来ネイティブ広告を追いかけ続けてたのを、ブログエントリーやTweetで知ってまして、、 →例:参照

「分散型BuzzFeed」という構想は、最適化されたシステムとコンテンツ編成チームでバイラルさせる仕掛けを作ってしまい、どんなプラットフォームが主流だろうがうまく乗り換え乗りこなすというものだと理解しました。BuzzFeedが既にこういうことを考えてて実験してるというのは確かに衝撃です。日頃、facebookTwitterといった巨大プラットフォームに鼻っ柱を引きずり回されてる感がなきにしもあらずのメディアやコンテンツプロバイダーにとっては、ある種痛快であり、少なくとも一考の価値はある、となるでしょう。自分も色々考えてしまいます。

ただ、自分の今のところの所感は、手探りでネガポジ中間~ややネガティブ寄り、といったところですね。ネイティブ広告 × ネットワークに関して河野さんが挙げていた以下のポイントを回避出来るアイデアが出てくるか次第だと思います。

けっきょくネイティブ広告を突き詰めていけば、見た目だけじゃなく内容もそのメディアに「自然になじんだ」ものになるので、他メディアにコピペで掲載――たとえば見た目だけ変えて掲載――することが無理だと思います。
(そもそも編集部がつくってれば転載なんてできないんだけど)

ネットワークのように「同じものをあちこちに掲載できる」時点で、(IABの定義的にそれがネイティブ広告だとしても)ぼくはうまくいくとは思えません。

https://note.mu/smashmedia/n/nc25a45e0c860

引用した文章を読み返すと、とても正論だなあ。ひっくり返せるかなあ。
でも、業界の大半がポジティブだったら、ベンチャーとして取り組む必要は別にないと思いますしね。アイデアと仕組み、事例を積み重ねて、どんどん進化していけるのがウェブ業界なので、思わず期待してしまいます。

遺伝子検査のMYCODEに申し込んでみた

DeNAさんがMYCODEという名前で先週から遺伝子検査サービスを3日前の8月12日に始められたので、申し込んでみました。

 MYCODE(マイコード) |これから先の健康のために自宅でできる遺伝子検査を

 

今年に入って遺伝子検査サービスは本格化してきていて、東京大学の博士課程の方々が作ったスタートアップ企業のGeneQuest (ジーンクエスト)さんが注目され、この7月でソフィアホールディングスさんにバイアウトされ(参照)、またYahoo!ヘルスケアでもGinelife Zero(ジーンライフ・ゼロ)が販売され大規模に広告もされてる。。。といったところ。

 

開始の翌日にサイトにアクセスして早速申し込んでみました。2日後の今朝にはもう、ゆうパックで届いた。早い。

 

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せっかくだから、現状素人向けに開示出来る項目全部を知りたいと思い、メニューは”オールインワン(280+)”に。 この中に入ってる唾液採取キットを送り返したら、2-4週間以内にMYCODEのマイページ内で検査結果が見られるようになるというサービスです。
遺伝子検査を医療にそのまま結びつけることの危険性は既にメディアでも言われてます。(誤判定でも予防に使われるリスクとか。 例:がん・糖尿リスク、唾液遺伝子で解析 東大系が参入:朝日新聞デジタル) 病気は環境要因、生活習慣とも大いに関わっているでしょうから。
ただ、自分の身体について遺伝子のレベルで何かが分かるということが初めての体験でして、すごく面白そうですよね。2014年時点で分かることを記録しておこう、という意図もあります。
ゲームなどで稼ぎつつ、左脳に強いカルチャーをもつDeNAさんのことですから、検査結果をお知らせして貰えるだけじゃなくて、今後も何かサービス提供してくれるんじゃないかな。この手のサービス、どんな未来が開けてるんだろうか。楽しみ。
 

Amazon Fire Phoneの「Firefly」という試み

Amazonが初めて自社製作のスマートフォンを発売。注目はやはりFireflyですね。


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リアル世界での商品検索、情報検索を画像認識で行ってしまおうという試み。ボタン1つで画像認識して検索出来るのは良いですね。
とはいえ、スマホにボタンをつければ使うのかというと、そうともいえない。かつてソフトバンクのケータイにY!ボタンがついたけどさほどYahoo!への導線に繋がらなかったという事例も有りました。Fireflyでの検索結果も簡単な商品検索に留まるなら、結局単なるバーコード検索と一緒で、ユーザーの期待を外してしまうかも知れない。どんなものか触ってみたいです。


検索の次、ということで、検索エンジンのリーダーGoogleは「検索する前にレコメンドする」を挙げて、例えばGoogle Nowを強化しています。それも正しい方向なんでしょうが、Amazonの方が組織としては動きが速いかもしれません。小売業たるAmazonにとってはFireflyも購買に繋がれば良い施策だし、そうでなければ良くなかった施策になります。好き嫌いあれど、とてもシンプルな思想、シンプルな指標で開発及び撤退を進めることができます。



先日、スマホ時代は「検索エンジンからアプリへ」というコンセプトで、Googleが検索シェアを落とすであろうという主張が調査会社eMarketerから出て、それを紹介したTechCrunchの記事が日本でちょっと話題になりました。自分は懐疑的だとこそっと書きましたが... Fifeflyのようなサービスが目の前に出てくると、おおっ、と思いますね。

アプリでそこかしこで検索されるようになるんです、というより、このFireflyに代表されるハードと一体となった画像検索・商品検索の技術によって、Googleがリードしてきた検索シェア状況ががらっと変わるんです、という見立ての方がダイナミックで面白いですね。

メディア「東洋経済オンライン」について

東洋経済オンラインはこの1年、ひとつの「台風の目」であったと言っても過言では無いと思います。
で、以下の3つの記事を読んでの感想。


経済ニュースはエンタメになりうるし、ネットの無料文化も踏まえて、経済誌のオンライン版ではPVをとりにいくという戦術を採り、実際に成果を上げたのは素晴らしいわけです。 
一方、エンタメとガチンコの両立、というか、エンタメ成分を増すことによって、これまで築いてきた経済専門誌としてのリスペクトが下がっていくことは間違いない。(今回のおやつカンパニーの記事に対しても、そういう反応がちらちら見られます)
それに対してどう手当てするのか、またはあえて手当てしないのか、その舵取りこそがウェブ時代において経済誌が直面する課題の本丸だったはずで、それを佐々木さんがどう対応して実現するのか見たかったな、という感想を持ちました。