Amazonが初めて自社製作のスマートフォンを発売。注目はやはりFireflyですね。
リアル世界での商品検索、情報検索を画像認識で行ってしまおうという試み。ボタン1つで画像認識して検索出来るのは良いですね。
とはいえ、スマホにボタンをつければ使うのかというと、そうともいえない。かつてソフトバンクのケータイにY!ボタンがついたけどさほどYahoo!への導線に繋がらなかったという事例も有りました。Fireflyでの検索結果も簡単な商品検索に留まるなら、結局単なるバーコード検索と一緒で、ユーザーの期待を外してしまうかも知れない。どんなものか触ってみたいです。
検索の次、ということで、検索エンジンのリーダーGoogleは「検索する前にレコメンドする」を挙げて、例えばGoogle Nowを強化しています。それも正しい方向なんでしょうが、Amazonの方が組織としては動きが速いかもしれません。小売業たるAmazonにとってはFireflyも購買に繋がれば良い施策だし、そうでなければ良くなかった施策になります。好き嫌いあれど、とてもシンプルな思想、シンプルな指標で開発及び撤退を進めることができます。
先日、スマホ時代は「検索エンジンからアプリへ」というコンセプトで、Googleが検索シェアを落とすであろうという主張が調査会社eMarketerから出て、それを紹介したTechCrunchの記事が日本でちょっと話題になりました。自分は懐疑的だとこそっと書きましたが... Fifeflyのようなサービスが目の前に出てくると、おおっ、と思いますね。
この記事、身の回りではだいぶシェアされてますが、僕は保留です。むしろやや懐疑的。eMarketerによる定義も謎だし。 / “検索がアプリで行われる傾向が増、Googleなどのシェアは低下傾向に | TechCrunch Japan” http://t.co/p64MXPCnJu
— Mitsuki TANAKA(田中慎樹) (@mitsukitanaka) June 12, 2014
アプリでそこかしこで検索されるようになるんです、というより、このFireflyに代表されるハードと一体となった画像検索・商品検索の技術によって、Googleがリードしてきた検索シェア状況ががらっと変わるんです、という見立ての方がダイナミックで面白いですね。