田中慎樹メモ

ネット広告、ビジネスモデル、ベンチャー、経営、日常について

CGの制作側の世界を初めて垣間見る

先日、映画を撮っている友人が家に遊びに来ました。アメリカ西海岸にいる知人のCGクリエイターの作品を持っていたので、一緒に酒を飲みながら見てみました。

ほぼ自分ひとりで作り込んだというMTVやCFが主なコンテンツで、20分間ぐらいあったのですが、とにかくそのクオリティに驚きました。現実感ありあり、というか、あまりにリアルに素早い動きをされるととても情報処理しきれない感じで、自分が泥酔しているのか心配になりました。同じ作品のCGを施す前のメイキングも見せてもらったのですが、あまりに簡素で、これがああなってこうなってああなるなんて、と驚きです。(ちゃんと表現できないですねスミマセン)
インターネット上に発表していれば紹介できるんですが、彼は今のところ作品をネットに置く発想はないとのこと。彼からすると、PCのモニター上では求める質で発表できないと思っているのかも。それはその世界の常識なのかどうか分かりませんが、誰か良い海外のCG集サイトがあれば教えてください。

さて、その友人に、ニュージーランドにCGクリエイターが集まっているのは常識になっていると教えてもらいました。ロード・オブ・ザ・リング3部作をニュージーランドで作るようになってから、その流れが決定的になったとのこと。確かにニュージーランドは生活コストが安く自然が美しいため、クリエイターたちに支持されているのかも。ニュージーランドの前はカナダに多かったとのことなので、なんとなくそう思っています。

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CGという仕事の性質上、ディレクターとの討議さえできればこつこつとこもって作りやすい分野であるらしいので、世界中のどこにいても仕事は請け負える環境が整ってきつつあるということなのでしょう。もしかして5年後には中国やインド発のハリウッドCG映画ができたりするんでしょうか。それぞれの国での映画のテイストがあまりに違うのでちょっとおかしいですが。。。