田中慎樹メモ

ネット広告、ビジネスモデル、ベンチャー、経営、日常について

asinページの効用

id:soorceさんから「一旦、asinページに飛ぶ方が収益的には良いという僕の仮説は違うんじゃない?」というご意見をいただきました。

結論:はまぞうを使うとAmazonへの到達数は約1/10から1/7になる

実体験でのコメント、非常にありがたいです。
ご指摘通り、ページを一枚挟むとamazon到達数は減ります。id:soorceさんが挙げられている数字とほぼ同じ程度だと思っています。
ただ、そこから実際に購買されたかどうかという観点でいうとどうだったでしょうか。殆ど変わらないか、むしろ多いときがあったりするのかもしれないという感覚を僕は持っています。 
※なお、先のエントリーでの「収益」は紹介された商品がamazonで買われた時に発生するアフィリエイト収益という意味で、asinページの広告売上のことではありません。ここの広告売上は微々たるものです。

仮説

仮説としては、個人のブログに貼られている商品画像をクリックした時にすぐamazonに飛んでしまうと、サイトのテイストがいきなり変わるので閲覧者がびっくりしてしまうのではないかということです。一旦、はてなのサイト内の商品紹介ページに飛んでから、落ち着いた気持ちでクリックして購買するように導線設計すると、売れ行きが自然と良くなると思っています。

実際のところ、どうなんでしょう

ニコニコ動画でも同様に、amazonやYahoo!ショッピング商品を紹介するニコニコ市場があります。
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多くの人がここで注目しそうな情報項目は自然と限られます。
日々内容が変わっていく「ランキング」、商品毎に「いくつクリックされたか」「いくつ購買されているか」の方が、他の情報、例えば「関連動画」よりもニーズがあるかと思います。 なので、ランキングにその情報を載せてしまって、画像をクリックするといきなりamazonに飛んでもらった方が送客は出来ます。ですが、そうせずにあえて一旦「ニコニコ」内にページを作ってそこを見て貰う方が良いという判断をされています。 収益面でかなりマイナスになるような手段ならば、収益化についてがっつり考えようとされているニワンゴさんがこういったことをするとは考えにくいのですが、実際のところどうなんでしょうか。
他のWeb媒体ではどういう結論を出されているのか、切に知りたいと思うところです。次回のマネタイズHacksでも聞いてみたいと思います。