田中慎樹メモ

ネット広告、ビジネスモデル、ベンチャー、経営、日常について

料理でもしようか

昨日はゆっくり寝たため、夜は0時過ぎても珍しく起きてました。正月3が日でお笑い芸人を見るのは充分食傷したので、普段は全く見ないNHK教育をつけたところ、眼鏡をかけた板前さんが若者たち15人ぐらいに鰺の3枚おろしを教えていました。
「3枚おろしなんてここ10年ぐらいやってないわ」とか「最近の調理学校ではえらい丁寧に教えるんやなあ」とか適当にみていましたが、板前さんがすごく上手におろしていくのと、二十歳に満たない生徒たちが懸命に出刃包丁を操っているのを見て次第に引き込まれてしまいました。「3枚おろしのやり方は、多くの知識は必要ないけどすぐにはできない。体で覚えなければいけない。」という主旨の板前さんのコメントを聞いて、むしろ料理は化学の実験に近いと思いました。両方とも、いったん体当たりしてやってみた後レビューし、エッセンスとなる知識を抽出して、それを体現して習得していくサイクルです。時々、道具の進化を忘れて従来のやり方を進めてしまい、非効率なことに気づかない状態に陥ってしまう罠も想像できます。
ただ料理に関しては、基本をすっかり忘れている、というかそもそもきちんと学んでない気がする。「おれはビーカーやフラスコの正しい洗い方は知っているけれども、食材を正しく切る方法を知らないなあ。」としみじみ思いました。

ちょうどはてなブックマーク経由で見かけたBIGLOBE動画 | 話題のドラマ・映画・バラエティ情報を配信!で下ごしらえの動画を見たことにも影響され、まともな野菜をつかって料理してみることにしてみました。手の込んだものは無理なので、ざっとみそ汁を作り、里芋を煮て、肉に下味をつけて野菜を炒める。気分は深夜の料理人。

ところで最近引っ越しを終えたばかりで、台所小物もそろっておらず、まな板やおたまは100円ショップで買った超安物。(むしろ100円で買えることの方がすごいか。)ピーラーもターナーも見あたらず。まだまだ買う楽しみがあります。