今日はクリッピングだけ。
「ソーシャルゲームと心中はしない」売上高を強調するDeNA経営の強さ【湯川】#ivs : TechWaveより。TechWaveさん有難うございます。
困難な売上目標を立ててから、事業の中身を作る
「目標となる売上高を示すだけ。あとは優秀な社員がそれを達成してくれる」。創業者で前CEOの南場智子氏がそう語っている
南場前CEOは「5年計画を作りたい。5年で1000億円の会社にしたい」と切り出したのだそうだ。5年で1000億円ということは、逆算していけば2007年に200億円、2008年に400億円、2009年に700億円に達成しなければならない。「モバオク、ポケットアフィリエイトという2つの事業がうまくいってたときだったんですが、これだけやってたんじゃだめだ、と思いました」と守安氏は言う。
事業のタネを蒔いて、育ったものにリソース集中。あくまで目標達成のためにロジカルに進める
そこで2005年の夏に7,8件の新規事業案を考えた。それぞれに3人ほどの担当者を割り当てスタート。そのうちの1つがモバゲータウンだった。モバゲータウンの事業が急成長し始めたので、リソースをモバゲータウンに集中したのだと言う。
それを支える強い文化
普通の企業では経営トップが無理な目標を提示すれば反発があるものだが、DeNAは違ったようだ。川田氏によると「いわば集団睡眠状態にあったんです。最初は驚きがあったんだけど、すぐにみんなでがんばろう、という気になった。またみんながそういう気持ちにならなければ、この数字は出せない数字だと思う」という。
川田氏はこのDeNA Qualityが、単なる見栄えがいいだけの文章ではないという。「大赤字のときや多くの修羅場をくぐり抜けてきて、こうした考えがわれわれの体の中に染み付いているという感じです。体に悪いものを食べれば胃が拒絶反応を示すじゃないですか。そんな感じで、どういう行為が会社を危機的状況に落とし入れるのかということが、生命体の防御本能的なレベルで体に刻み込まれている。そんな文章なんです」
とにかく困難な機会に挑戦することが重要、事業分野はその次
事業に依存したビジョンにはしたくない。われわれはどんな新規事業にもオープンであるという姿勢の中で、モバオクが生まれ、モバゲーが生まれた。今はソーシャルゲームが事業の中心だが、未来永劫ソーシャルゲームの会社であり続けるつもりはない。新しいチャンスがあれば挑戦し続けたい。
感想
貪欲に売上を求め続け、強い文化を持ち、異様に左脳が強い集団だと感じました。ベンチャーの1タイプなんだろうけど、この3つが同居する会社は凄く珍しい。