前回のエントリーでは多くコメントをいただきました、有難うございます。
自分でも何が分かってないのかが分かってないので、問題意識から行きつ戻りつ書いていきます。休日モードということでご容赦下さい。
- はてなに問い合わせいただく広告キャンペーンについて、閲覧者/はてな登録ユーザーとインタラクティブなものを期待する内容が多いなぁと思ったことが発端
- 「クチコミ」とか「ゲームをする」とか「アイデアを募る」とか
- だからソニーコンピュータエンタテインメントのゲーム「PATAPON」では遊べるようにしてみた(キーワード「パタポン」でまだ遊べます)
- その反応(の一端)→http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20071210/1197251812
- これははてなに限らず、ネットでのキャンペーンでインタラクティブなものや、人に紹介することを期待するものはとても多い
- 「このページのURLをメールで送る」「これをブログで紹介する(タグ)」といった表記はすでにスタンダード
- この手法はどんどん進化するだろうし、ユーザーも紹介することに慣れていくだろう
- ネットでは、ユーザーがブログやSNS、掲示板、比較サイトなどで何でも反応する
- 企業本体によるプレスリリースも、マスメディアによる紹介記事も、記事広告も、広告キャンペーンも、ユーザーは分け隔て無く紹介し、伝播する
- そこで思う
- ネット上の「伝播」の仕掛けについては、広告プランナーの方が広報担当よりも意識的である気がしないか?
- 広報の仕事が『マスメディアへの「投げ込み」』にいまだ偏っていないか?
- 河野さんの整理の通り、情報流通がアンコントローラブルであることに広報の方が慣れていたはず
- コントローラブルな領域を担当していたはずの広告担当の方が意識が高いように(僕が)感じるのは、どういうことだろう
- いや、ネットの影響力は世の中的に見るとまだまだだというお考えも理解できるけど
- 情報はアーカイブされるし、良い評判が立ちやすいような主張をしておいたほうが方がよいと思うし
- 組織におけるウェブリテラシーを高めるためにも、今のうちに取り組んでおいた方が良いと思う
- というのは勿論お節介ですが
- 主張をするにも、「マスメディアにリリースを投げ込んでタダで記事に取り上げて貰う」以上のことをするには、技術/ネットの理解とある程度のお金が必要であることは確か
- そうすると、認知拡大のために紹介を期待するネット上の広告キャンペーンとあまり区別がつけにくくなっていくよね
- 前回のエントリーのコメント欄で紹介して貰ったけど
- 企業が、自社メディア(企業サイト、ブログ、メルマガ、・・)の有効性についてもっと考えた方が良いという意見がある
- 長期的なコミュニケーションの手段として(河野さんのプレゼン「企業によるメディア構築の重要性」)
- プロモーション活動含む企業活動全体を映す鏡として(ホンダ渡辺さんのインタビュー記事「企業サイトは広告効果を写す鏡」)
- 大いに同意
- だとすると、メディア運営は誰が行うべきなのか
- 今まで企業サイトは広報部が社内報/社外報のイメージで請け負ってきたが、マーケティングコミュニケーションを考えるスタッフも多く必要だろう
- そもそも企業は、広報と広告の本質的な違いをどう捉えるべきなのか
- そして企業は広報・広告宣伝・マーケティングの各部署を分けていて良いのか、それぞれのミッションをどうしたらよいのか
- 人をどう育成すればよいのか
- というのって喫緊の大きな課題なのかもね
と思考が進んだところで、「どうするか」については、大風呂敷がたためず困惑中です。(苦笑) ←いまここ