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田中慎樹メモ

ネット広告、ビジネスモデル、ベンチャー、経営、日常について

ブルーボトルコーヒー進出を紹介する記事を読んで

単なる感想であり日記です。今度行った時に読み返してみよう。

ブルーボトルコーヒー東京進出は成功するか?アップルと真逆のビジネスモデル - 週アスPLUS

  • 東京のハイクオリティコーヒー環境は世界一だと思うし、品質と居心地良さで勝負して突然大きく成長するイメージは湧かない
  • 年3-5店舗ぐらいでじっくり増やす隙間はあるだろうし、それで5年頑張ってから大きく勝負するかどうか考えては如何か
  • 割高ではないと書いてるけど、プライスリーダーシップをとるのではないなら、結局良いイメージの提供やライフスタイル提案で勝負するしかない。だったら、記事で比較すべきはアップルではなくレッドブルだと思う

業績連動報酬の工夫

景気がまずまず良好だからでしょうか。経済メディアもリストラして利益を確保するというよりは、業績を伸ばすための仕掛け・工夫について記事を掲載する数が増えていってるように思います。

株主であることと社員であることを、もっと重ね合わせる仕組みをとるのが医療機器のニプロだ。物差しは自己資本利益率(ROE)。資本の効率性を示すこの指標が上がれば、社員の賞与も連動して増える。
 ニプロ単体のROEが3.33%なら月例給与の4カ月分が賞与。これが10%になれば8カ月分をもらえる。13年度のROEは8%。心臓外科製品が伸び、海外の開拓も進む。株価もここ2年で5割上げた。「社員のがんばりと株価が目に見えてつながるサイクルに入ってきた」のが取締役の中村秀人(56)の実感だ。

(目覚める資本)質を磨く(3)報酬に自社株導入数 275社 株主と社員目線合わせ :日本経済新聞

ROE連動で賞与を支給。なるほど。


(目覚める資本)質を磨く(3)報酬に自社株導入数 275社 株主と社員目線合わせ :日本経済新聞

ROEと賞与との連動はなぜROAではないのか。従業員視点の場合ROAの方がしっくりくる気がするけど違うのかな。[組織開発]

2015/02/06 09:29

確かに、なぜROAじゃないんだろう。

本当の理由はニプロさんにしか分からないけど、推察してみた

  • 従業員には株価コンシャスになってほしいという方針があり、ROAよりも株価連動性が高いと考えられるROEの方を採用している
  • ROAが大きく変動する施策を検討しているため、ROAを全社管理指標にしたくない
    • 例えば、M&Aが有力な選択肢である。海外進出に積極的であり海外企業を買収している。また国内の他の会社の工場を買おうとしている・または売却しようとしている

ですかね。

とはいえROEは純利連動するので特益特損の影響も大きくなるし、業績連動報酬を考えるに於いて必ずROAよりも良い指標だと言い切れなさそうです。妥協解でしょうか。

2014年に買って良かったもの

今週のお題「今年買ってよかったもの」。
一番は除湿機でした。梅雨時に買いました。

毎日洗濯するようになり。雨の日だと洗濯物が溜まっていくのでプレッシャーも溜まっていき、部屋干しの工夫もいろいろ求められてましたが、これを買ってから全く問題無くなりました。気が軽くなって良かったです。
台湾や香港など暑くて湿度の高いところでは常備ツールらしいですね。そのおかげか製品もかなりこなれていてメンテもしやすいです。

遺伝子検査サービスMYCODEの検査結果が返ってきた。

DeNAさんが提供している遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」。

MYCODE(マイコード) | これから先の健康のために自宅でできる遺伝子検査を


自分は8月に”オールインワン(280+)”メニューを申し込んで検査キットを入手したのですが(当時の記事→遺伝子検査のMYCODEに申し込んでみた - 田中慎樹メモ)、キットを返送したところ検査不調でしたというお知らせが来て、なんとなく気が削がれてました。なおDeNAさんからの連絡は簡潔かつ丁寧で、キットを再送されたのも素早かったので、念のため。
放置するわけにもいかないしというわけで、改めてキットを送ったら今度はOKでした。その結果、サイトのマイページで下記の3つが表示されました。

  1. 疾患発症リスク
    • ”がん、生活習慣病など、全部で約150種類の疾患についての発症リスクがわかります。”
  2. 体質
    • ”見た目の特徴、食習慣、血液・代謝関連の項目など、約130種類の体質の遺伝的な傾向を知ることができます。”
  3. アドバイス
    • ”MYCODEからあなたへ生活改善アドバイスを紹介しています。平均より発症リスクが高い疾患の数が多い順に表示しています。”

どんな画面が表示されるかについて詳細は、いろいろな人がブログで書かれてます。Googleででも検索してみて下さい。 →google:MYCODE ブログ


以下は、それを見て自分がどう受け止めたかを書きます。

体質

まず「2. 体質」を見てみて、最初のページに表示されている情報が思い当たるものばかりでびっくりしました。
f:id:mitsuki:20141201190801p:plain
上から順に見ていっても、出生時の体重は軽かったらしいし、目は近視だし、身長は185cmと日本人にしては高いし、髪は太い。何より、日焼けしても殆ど赤く炎症せず、すぐ小麦色というか黒くなるこの体質! なんで知ってるのか。恐るべし、自分の身体は、ある程度遺伝子というコードに規定されているのだなあと軽くショックを受けました。

ただこの表の「日本人における割合」をよく見てみると、多くの項目は50%以上で、これらはそもそも日本人に特徴的なものなようです。ああびっくりした。誰にでも当てはまる記述を見て自分のことだと思ってしまう、所謂バーナム効果か、と思い直しました。(バーナム効果 - Wikipedia) 
それで、「日本人における割合」が低い項目を見てみました。10%や20%の項目もありました。γ-GDPは低い、とかね。健康診断の結果と突き合わせてみて、特に矛盾しているものはないようでした。ある程度信頼を置いても良さそうだと感じました。

疾患発症リスク

「1. 疾患発症リスク」がメインディッシュ。疾患毎に、自分の遺伝子型の発症リスク(日本人平均との比較)が倍率で表示されます。これみたいに微妙すぎる倍率とかもあるんですが。
f:id:mitsuki:20141201190938p:plain
「花粉症 1.03倍」ですか。。。数字だけ見るとほぼ平均。ただ、ヒストグラムで見ると発症リスクは平均よりは右。やっぱりリスク大きいんですかね。こうして、倍数で見ると、どうしても一喜一憂せざるを得ない。1より低いといいな、ずっと低いといいな。と思ってしまうものです。


確率論

オールインワン+280は文字通り280項目もあって非常に多いです。項目毎に1.3倍だ0.8倍だ、そのヒストグラムはどうか、などと見ているとだんだん疲れてきました。
そしてふと思い当たりました。自分の150年後の致死率は100%だろう。怪我などではない限りどれかには当てはまって亡くなるのだ。不思議だなあ、どれかに当てはまって亡くなるのか。。。
そして、倍率はとても低いのに、慢性的に患っている疾病もわずかながらあることを発見しました。なるほど、この検査は遺伝子型を判別するものなので、該当する病気に罹りにくい集団に入ってるか、そうでないかという確率論で表示せざるを得ないんだ。 しかし自分にとっては身体はひとつ。確率が低くてもゼロでない限り罹る可能性があるので、低くても罹ってしまったらその疾病と対峙せざるを得ない。


高度な占い?

そういう意味で現時点の遺伝子検査サービスは、統計処理され検証可能とはなっているものの、自分にとってはある種の占いとなるといえそうです。
占いは結果を聞いてすっきりすることが効用の1つであれど、2万円以上払ってるし、実際に生活改善するきっかけにしたい。というわけで「3. アドバイス」欄で今後の生活改善指導を見てみました。その内容は運動せよ野菜食をせよ禁煙せよ飲酒控えよ。などなどごく常識的なもの。これを疾患発症リスクに応じてソートしたものとなっていました。メリハリをつけないと全部の健康法を試すリソースがないので、まず上位3つはやるか、という気持ちになりました。
今後は、DeNAさんがやるからには更に追加でパーソナライズされた情報提供があるでしょうし、予防医学の方へ自分をもう一歩でも向けられたら良いなと思っています。



またこの後に遺伝子検査手法について少し調べてみたところ、どうやら特定の疾患に特徴的な遺伝子を精度高く検査することも一部可能なようでした。ただ、一般人が受けられるサービスは存在しないとのこと。このあたりは気が向いたらまとめます。

サイバーエージェントの人事本部長、曽山さんのプレゼンを聞いた

お世話になっている会社さんの紹介で、都内でセミナーに行ってきました。
現状、自分は人事にタッチしておらず、とはいえ兼任してた時期はごく短くあり全く門外漢でもないという立ち位置。コーポレート系の一つの分野として頭の体操をしてきました。最近セミナー形式でゆっくり人の話を聞くような機会がなく新鮮さも感じつつ、リラックスして聞けました。

曽山さんは最近「クリエイティブ人事」を上梓されたのでそのプレゼンスを上げにも来たのかな。


内容はSlideshareに上げられてる定番ネタのようでした。


自分の記憶に残ったものとしては、例えば以下のようなものがありました。自分なりの解釈なので言葉尻は違うかも。

  • 人事は経営陣と現場を繋ぐ重要なコミュニケーション・エンジンである
  • 重要度は、制度構築2割、運用8割。運用にひたすら注力しないと成果が上がらない
  • 機能していない人事制度は止めるべき。止めると「あ、人事もちゃんと見てますね」と現場から信頼を得ることもある
  • 人事施策は、働く人に優しい方面と、刺激して引き上げる方面の2方向がある。前者は人事が主体、後者は経営の関与の元に行うべき


サイバーエージェントはネット系、オーナーシップ強い、代理店気質強い、などと設立以降特徴的な文化があるので、個別の施策についてうまくいったりいかなかったりという経験は、そのまま殆どの会社にとって当てはまるものでもありません。これはプレゼンでも言及されてました。そりゃそうだ。「キラキラ」サイバーエージェントと同じような会社はなかなかないわけだ。従業員数2,000名もいるし。


曽山さん(ブログ)にとって人事とは、とにかく人と話をして、現場を理解してそこで経営の意思をうまく伝達もすれば、経営とも話して経営メッセージが不明確だと投げ返したりもする、ということをひたすら続けていく分野だと見いだしたんでしょう。サイバーエージェントさんの創業事業は広告代理業で、人と話すことこそが仕事の中核ですから、とても「らしい」解決だなと思いました。


はてなも昔から「Strong Cultureだ」と評されることがあり、いろんな制度を試しては止めるということも経験してきて、ある意味立ち位置としては似てます。ただ、とにかく運用は重要で、去年より今年をベターに、今年より来年をさらに良くしていこうという気持ちを新たにしました。
このようにテキストに書いてみると、特段に変わったことは書いてませんね。うん。でもこの分野は凡庸さの中に本質があるのかも知れません。

2015年のソーシャルマーケティングはどうなるか(@北米)

eMarketerレポートのサマリ。2015年のソーシャルマーケティングの8つのトレンド紹介。

SNSと企業の一歩進んだ付き合い方講座 - 2015年の米ソーシャルマーケティングを大胆予測、八つのトレンドとは:ITpro


元となってるプレゼン資料は必見。英語だけど見やすいです。

Eight Trends to Watch for Social Marketing 2015 - eMarketer


元資料からの興味ある部分を抜き出して、意訳と感想。

→好景気もあるしFacebookTwitterモバイル広告を強化してきたという背景がありそう。やめることはしないんでしょうが、相変わらずROI測定は難しいという話でしょう。

  • 「エンゲージメント構築」よりも「コンテンツ配信チャネルの一環」

→エンゲージメント構築についてはだいたい取り組んでみたけど、規模が広がらないという課題が次に見えてきた。(エンゲージメント構築の取り組み自体は良いが、それを殆どの人に知って貰えてない。) それに企業側でオウンドメディアの取り組みが進んできたからコンテンツ配信として使ってみよう、ということですかね。

  • 「”モバイルファースト”は不十分、”モバイルオンリー”を考え始めても良さそう」

→これは釣り文句というか頭の体操としてどうぞ、ということに過ぎないのでは。スマホアプリのマーケティングであれば別ですが、実際に施策に落とすには相当レアケースでしょう。


全般的な感想として

「リアルタイムマーケティングよりはライトタイムマーケティングだ」というようなことも指摘されていて、日本に適用するにはちょっとズレてるなと思いました。日本で広告販促ECにきちんと目配りしてるLINEが、まだ北米に存在感ないからね。WhatsAppのマーケティング支援策が遅れてる、もしくはFacebookの陰に潜ってるという印象がより強まりました。
ただ日本でもソーシャルマーケティングがより重要になってきているというのは自明だと思いますし、日本発のアピールもどんどんしていきたいですね。

スマホコンテンツバブルとプラットフォームについて


NewsPicks - 「スマホコンテンツバブル」がやってくる

10月16日、KDDIはネット企業12社と共同で、コンテンツ連合「Syn.alliance (シンドットアライアンス)」構想を発表。生活情報サイト「nanapi」の買収など、合計7社に総額120億円を出資した。本構想の仕掛人であるKDDI・新規ビジネス推進本部担当部長の森岡康一氏(上写真)は「モバイルインターネットの新しい世界を創る」と宣言。このニュースが示す、コンテンツ業界の新しい潮流について考察する。

https://newspicks.com/news/660198/?more=true

昨日の発表から記事リリースまでが早く、力作ですね。
コンテンツプロバイダーにとって元気が出るような切り口で面白いですね。PCの世界でのプラットフォーマーYahoo!JAPAN(と、ソーシャル化の波の中でのプラットフォーマーFacebookTwitter)に牛耳られてた感あるなかで、この言説は受けそう。
ただ、今後どうなるかというヨミが重要ではないかと。この先ずっとプラットフォーマーが乱立し続けることは変で、いずれ統合されていくと考えるのが自然。そうなったときにコンテンツプロバイダーはどう生き延びられるか、どう交渉力を持てるようにするか。という見通しが大事なわけです。記事では「プラットフォーマー」の定義と整理がないから単に各プレイヤーが頑張ってます、という、現状を書いたルポにとどまってるかと。

(まあ想像ですが、そこはNewspicksさんの社外秘なんでしょうね)


お知らせ

当社はてなもSyn.に参画いたしました。いろいろ仕掛けていきます!

新しいモバイルインターネット体験を創出する「Syn.(シンドット)」構想始動〜国内最大級!月間利用者数4,100万の連合体「Syn.alliance(シンドットアライアンス)」設立〜 - プレスリリース - 株式会社はてな